ときどき
憎たらしいくらい求めていたのに
一人ぼっちの夜が過ぎる
遮断機が下りて向こう岸はぼやけて
曖昧なままのほうがいいこともある
言葉が過ぎると
Hi Ho!
さっきまで上空を支配していた邪悪な灰色をした雨雲は、気づいたらもうかなり向こうまで行ってしまったようで、今は目を疑うような色が広がっている。
街よりも明るい空と、電信柱のコントラスト。
これは、希望に満ちた挑戦の物語ではない。
諦めと言っても差し違えない、受け入れることしかできなかった運命。
自分で掴み取ったと、せめて錯覚できる連中は、まだいくらか平穏な心を持っていられるだろうが、僕は違った。
石ころは風や雨に晒され、やがて角が取れて丸くなっていく。
大人になる、というのはその程度の、磨耗、みたいなものだ。それを偉いと勘違いしているだけ。
割れてしまって小さくなった石ころか。
もしかしたら、エアーズロックみたいに大きな岩だったかも知れない。
そんな違いも目で見るよりは、ずっと些細なことだ。
やがて夜になるつもりの空気が、そのまえに少し冷たくなって優しかった。
この時間にいつも思い出すんだけど、空が暗くなると全部忘れてしまう。
すぐに、やがてくる朝の残酷さに怯えて、暗い、小さな部屋に篭るだけだから。
今だけは、もう少しだけ、思いを馳せていよう。
空の向こうに居る、懐かしい世界と、思い出せない記憶たちに。
言葉欠いた 夜眠れない
音ばかりが 部屋に渦巻いて
外はかなり 大粒の雨のようだ
旧い気持ち 捨てて後悔 どこへ行こうかい
わかって欲しいと嘆く指先が可愛いから
何も出来ないで時間も止めずに
朝が来ればまた日差しと猫が元通り
痛みと絵と愛の代わり
早く帰っておいで
「地球は一つである」ということ
たった一つの地球を大切にしよう! とかいうことではもちろんない。
それは一つの生命であるという。こと。
個にして全、全にして個とは。
僕の小さな気持ちは全ての意思のうちの一つ。
火の鳥のコスモゾーン(宇宙生命)みたいなもののこと。
想像では少し理解した。
意思を持った生命の起源から現在まで続いている
そして僕が居なくなる後も続いていく意思
個人、とか、アイデンティティとか言葉にとらわれていないか
単位としての個はあるが僕の生命としての個は無意味だ それは大きな意味がある
一部である
今はまだ
でも死ぬまでにはそう悟りたい
例えば蟻とか蜂とかを思い浮かべてみると分かりやすいと思います。個にして全、全にして個とナウシカのなかで偉大な王蟲が言っていますが、つまりはそういうことです。個とは意思であり意思は大きく見れば統一されている。思考はトレースされてすべて思い通りに。家族、町、国、地球、単位で見ても結局すべては一つ。死は流れの一部であります。あなたが死んでもだれかがその意思を継ぐならばそれは続いていきます。今夜何食べたいとかそんなの僕の意思ではあの子の意思はコントロールできない?と考えるならばたとえばあなたのからだのなかの血液の流れをどのようにコントロールしますか? それは全体の生とは無関係です。意思は偉大な能力のもと一つに統一されます。それは世界を誰か一人が操っていることになります。目的。目的は意識に重要なものです。目的は情報です。インターネットに代表される情報量の増加はどのような変化をもたらしたか。情報の多さに対応することのできる一部の人間を除き結構多くの人間がその意思を放棄している。同時にその多さに耐えられなくなったものは意識的、無意識的に関わらず自我を崩壊させている。手の届くはずのないあまりに大きな世界が目の前のテーブルにのったとき想像力の無いものは考えることをやめてしまった。僕の苛立ちの原因はいまここにある。
水面下、水面下。
ここはどこかと問われれば
あなたの足元、水面下。
だいぶ時間が経った気がするけどそうでもない。
僕はといえば太宰なんか読んでみてああこの道化は俺のことだと安易な共感を得て
彼奴と同じ痛みも傷も感じない楽観を持ち合わせてまた今日も何もしない
ただ日々過ぎ去っていくのに任せて
音楽がなかったらほんとに何にもないと思った。
眠いのは相変わらず。安心のため。
本当に無能な奴は自殺なんて考えずただただ飯食って寝てまた起きて繰り返してる。
無能に無能と告げたところでそれを理解する脳がないのだからこちらに苛立ちはつのるばかりで
胃は痛み頭に血は上り握り締めた拳をぶつける場所もない
また怒りを通り越して呆れ返って何も言えないそして言えない自分にまた腹が立つ
それが無能
ああ愚痴った
風の噂で君が髪を伸ばしていると聞いたよ。
相変わらず栄養ドリンクとは仲良しで眠るのが怖くて明け方を迎えてるんだろう
でも変わらないものなんてない
信じた君の名は未だに本屋でも見かけることはない
僕は今日も「ない」がよく在る駄文を連ねている。
それでも僕には未来の展望と、今を共に歩む人がいる
君は過去の象徴で
それは幸せだけどもう
色褪せているんだ。
夢は幸せで安心するけど
明日はもっと輝いている。
4年前の僕から手紙が届いた。
旧い時代のそれは、とても厚みがあるように感じられて、鉛みたいに重たかった。
今日も右目の裏はいつもどおり痛いけど、なんだか新しい扉を開けられそうだよ。
たったそれだけのことなのに。
毎朝生まれ変わっている。
毎晩死んでいる?
忘れるという事実がもっと良い意味で捉えられればいいんだよね。
失うと同じ意味じゃないんだ。
知ることは痛みを伴うし、未来にしか残されていない時間は減る一方だ。
粘着気質の僕が、いろいろ勿体無さそうに捨てられずに歩くから
傍らで手ぶらな君がへらへら笑っているくらいがちょうどいい。
でもどちらかというと、僕のほうが荷物は軽いように見受けられるだろう。
他人から見ればそんなもんだし、他人という存在もそんなもんだ。
どうしてうまくできないのだろう、って思うことはだんだん少なくなってきた気がする昨今。
日常を散文にまとめるとこれくらいしか書くことが無い。
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